さっけーのTottori推しランチ カレー編

【連載】
鳥取県のグルメを知り尽くした男〝さっけー〟が、絶対食べて欲しい「推しグルメ」を紹介。ランチという制約の中、どんな一品が飛び出すのか。まずは「カレー編」でスタート!

鶏の旨み引き立つ変わり種 【さんぽう風ドライカレー】

米子(よなご)市内で50余年、鶏専門の料理を提供する老舗「とり料理 さんぽう」。鍋や唐揚げなどの定番メニューと並んで人気なのが、「さんぽう風ドライカレー」(1540円・税込)。スパイスを30種類以上使い、地元の鶏肉をメインに、卵や野菜、大山(だいせん)乳業のバターを使うなど、地域密着のこだわりが感じられる一皿です。

〝さんぽう風〟は、一般的なドライカレーとは一味違い、玉子チャーハンの上に鶏ミンチのルーがたっぷり。県内産の鶏肉を粗くひいたミンチ、タマネギやニンジンなどの野菜にスパイスを加えたルーは、水分をほとんど加えない無水調理。具材の旨みがギュッと凝縮され、自然な甘みと上品な辛さが、もうやみつきです。

ごはんは、ふわふわの卵が入ったバターライス。チャーハンのようなパラパラの食感とバターのコクが、甘辛のしっとりとしたルーと絶妙にマッチします。

 カレーは、ミニサラダと鶏の唐揚げ2個がセット。熱々ジューシーな唐揚げは、しつこくないのでいくらでも食べられそうで、これまた絶品のおいしさです。

「生産者の顔が見える食材を選んで使う」という店主の洋谷(なだたに)(じゅん)さん。地域の食材を積極的に活用することで、店の信頼も高まり、安心安全なおいしい料理を提供できる、まさに「仕入れ先良し」「店良し」「お客様良し」の〝さんぽう良し〟です。また2021年からは、ドライカレーの冷凍パックの通信販売も開始。全国からファンが訪れる至極の味が、自宅で気軽に味わえます。(通信販売はHPから)

【Profile】
さっけー(酒本勇太):文・写真

鳥取県の地域情報サイト「とっとりずむ」代表。「鳥取をもっと楽しく♪」をモットーに、実際に現地に足を運んで取材したグルメ・観光・生活情報が人気。2020年10月に、月間60万PVとSNSの合計フォロワー3万人を達成。

■とっとりずむ https://tottorizumu.com/

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店名:とり料理 さんぽう
電話:0859-22-5850
住所:鳥取県米子市角盤町1-72
営業時間:11時~15時 / 17時〜21時
定休日:月曜日
HP:http://www.tori-sanpou.co.jp/