【連載】
鳥取県のグルメを知り尽くした男〝さっけー〟が、絶対食べて欲しい「推しグルメ」を紹介。ランチという制約の中、どんな一品が飛び出すのか。まずは「カレー編」でスタート!
〝あご〟が落ちる旨さのご当地グルメ 【あごカツカレー】
琴浦町で多く水揚げされるあご(トビウオ)を使用したご当地グルメ「あごカツカレー」。食を通じた地域活性化を目的とした取り組み「琴浦グルメストリート」の企画として、「レストラングレイン」が考案しました。「あごカツ」とは、あごを骨ごとすりつぶして作ったすり身にパン粉をつけてカツにしたもの。調味料は無添加のものを使用するなど、シンプルながらこだわって仕上げています。
待望のカレーが到着。あごカツはふっくらボリューム満点、熱々のうちにガブっと一口、ほおばります。肉と錯覚するほどの弾力に加えて、凝縮された魚の旨みが口内にじゅわーと広がります。一晩寝かせたとろみのある欧風のルーにも、あごのすり身を使用。魚介のダシがきいているのはもちろん、スパイシーな中にも野菜の甘みも感じられ、カツとの相性も抜群です。また、揚げたてサクサクのカツにウスターソースをかけて、味変するのもオススメ。辛いのが好みの方には、辛みをプラスするスパイスも用意されています。
店主の小谷浩之さんによると、「開発当初から少しずつ改良を重ねているので、味が日々進化しているんですよ。ただし、細かな材料や味付けは企業秘密です。この店でしか味わえないおいしさに出合って欲しい」と話します。〝琴浦町を元気にしたい!〟そんな小谷さんの熱い思いも、カレーに溶け込んでいるように感じました。
「あごカツカレー」は、単品(795円税込)、サラダ付き(910円税込)、サラダ・コーヒー付(1020円税込)の3種類から選べます。テイクアウトも可能。 “あご”が落ちるほど魅力的な琴浦町名物、何度も食べたくなる大満足の味です。
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電話:0858-52-1211
住所:鳥取県東伯郡琴浦町八橋392-2
営業時間:11時~15時 / 17時〜21時30分
定休日:水曜日
HP:https://www.kotoura-kankou.com/eat_shopping/grain/
さっけー(酒本勇太):文・写真
鳥取県の地域情報サイト「とっとりずむ」代表。「鳥取をもっと楽しく♪」をモットーに、実際に現地に足を運んで取材したグルメ・観光・生活情報が人気。2020年10月に、月間60万PVとSNSの合計フォロワー3万人を達成。
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