「絵の道」を照らしてくれた山下清

 水木さんは勉強が苦手だった。兄と弟は中学校に進学したのに、水木さんのみが高等小学校卒。それでもくじけなかったのは、「小学校時代から絵がうまかった」から、とされる。  確かにそうだ。高等小学校1年の時に個展を開き、「少年 […]

3人のゴール、2人のスタート

私の偏った漫画遍歴はあだち充から始まった。 ある日、年の離れた親戚のお姉さんが我が家に持ち込んだ漫画本の山。あだち作品を網羅していたそれが、いたいけな私を『陽あたり良好!』や『みゆき』や『ナイン』を愛読するややシブ少女に […]

みそが決め手のコク旨カレー

鳥取和牛をおいしく味わえるメニューが揃う「たくみ割烹店」。ランチ限定で「鳥取和牛オレイン55(以下、オレイン55)」の入ったカレーが食べられるのを知っていますか?オレイン55とは、牛肉の口溶けの良さに関係するといわれるオ […]

お知らせ

ウェブサイトリニューアル

2021年6月1日から、ウェブサイトを全面リニューアルしました。スマートフォンやタブレットなどでも見やすくなりました。 また、当会が発行する鳥取県総合情報誌『とっとりNOW』が、最新号から過去5年分をPDFで全ページご覧 […]

とっとりNOW130号

『とっとりNOW』130号6月1日発行

巻頭特集 あの手この手で ものづくりをアシスト~〝縁の下の力持ち〟鳥取県産業技術センター~ 求められる技術は時代の流れに伴って刻一刻と変化する。それを常に予測しながら多岐にわたる分野において、研究開発や技術支援などを行う […]

花咲くyokai談

ゲーテの言葉が人生の道しるべ

 水木さんは最晩年に、『ゲゲゲのゲーテ』という本を刊行した。その中でご本人が言っている。「水木サンの80%はゲーテ的な生き方です」  ドイツの文豪ゲーテに出会ったのは10代の末期。徴兵を前に哲学書などを読み漁っていた頃、 […]

ふるさと来LOVEとっとり

「ふるさと来LOVEとっとり」会員募集中

鳥取県をこよなく愛する人が集う「ふるさと来LOVEとっとり」。入会すると、鳥取県総合情報誌『とっとりNOW』を年4回無料で送付するほか鳥取県内で利用できる優待パスポート「トリパス」を進呈。その他、お得で楽しい特典もあり。 […]

池平徹兵

画家・池平徹兵さんに聞く

縁あって『とっとりNOW』の表紙を126号(2020年6月1日発行)から描く画家の池平徹兵さん。鳥取砂丘や大山など鳥取県の風景を舞台に、植物や生きものを絡ませ、独創的なストーリーを展開する。池平さんに制作への思いや展望を […]

vol12

逆境に耐え続ける力の根源

 水木さんは子どもの頃から、自他ともに認める「ズイボ(食いしん坊)」だった。長じても、おやつにまんじゅうを何個食べたとか、昼食に生牡蠣(がき)を何人前平らげたとか…食に関しての話題は日々、尽きなかった。  ところが、私も […]

vol11

奇人・変人が幸せな人生の手本

 水木さん特有の人物評価の基準に、「奇人・変人」ぶりというのがある。誰かと出会って、その人を評価する時の第一声が、「あの人、変わってます!」。「常識」をはみ出しているか否かが、とても重要なポイントらしい。  有名どころで […]

vol10

パウロ讃歌を浴びた水木さん

 ラバウル(※1)のトライ族の村長トペトロが亡くなって3年後の1994年、水木さんは彼の葬儀のため、現地に渡る。その際、私も同行した。  トペトロは水木さんの命の恩人。戦時中、食物を運んでくれた現地の少年だった。だが到着 […]

vol9ぬりかべ

女性優位の社会こそ「楽園」

 水木さんは、ある取材で述べている(※1)。 「女性が元気なのは幸せな時代」「過去の誤りは、女性の意見が通らなかったから」  戦争中にラバウル(※2)で現地人の母系制社会を観察して、そう思ったのである。「戦争は男がする。 […]